公認会計士試験の専門学校・予備校のおすすめを元講師がズバリ教えます!【TAC or 大原】

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「公認会計士を目指そう!」

公認会計士試験の受験を決意したら、次は専門学校・予備校選びです。なお、独学での勉強は絶対におすすめしません。

参考公認会計士試験に独学で合格したい3つの理由と独学をおすすめしない理由

公認会計士講座のある専門学校・予備校は主に次の5校です。

  • 資格の学校TAC
  • 資格の大原
  • 東京CPA会計学院
  • LEC東京リーガルマインド 
  • クレアール

これだけ専門学校があると、どの専門学校を選んだら良いか迷ってしまいますよね。

そこで、公認会計士試験の専門学校・予備校について、大手専門学校で公認会計士講座の講師をしていた私が、自身の受験経験・講師経験を踏まえた上でのオススメを紹介します。

会計士試験の専門学校・予備校を選ぶときに重視すべきポイントは2つ。それは「合格実績」と「規模」です。

資格の学校TAC(タック)

公認会計士試験の専門学校としてまっさきに名前が挙がるスクール。

TACの合格実績「合格者シェア35%前後」

合格実績としては、過去の累計合格者数NO.1、合格者シェアは35%前後の高さを誇ります。

【過去5年の合格者数・シェアの推移】

年度 合格者数 シェア
2016年   385名   34.7%
2015年 372名  35.4%
2014年 415名  37.7%
2013年 458名  38.9%
2012年 550名  40.9%

※合格者数はTAC公式HPより。シェアはTACの合格者数を合格者の総数で除して算定。

TACの特徴「合格者講師主義」

TACは全国展開している最大規模の専門学校であるため、公認会計士試験の合格に大きな影響を及ぼすスケールメリットを得ることができます。(スケールメリットについては別の記事でお話します。)

さらに特筆すべきは「合格者講師主義」(※)。

TACでは、会計士試験に合格した講師を採用しています。
自らが受験を経験しているため、受講生が抱える悩みや不安が理解でき、受講生の立場に立った適切なアドバイスが期待できるのです。

また、会計士として実務経験豊富な講師が多数在籍しているため、近年の実務に即した試験問題にも対応できる力が身につく講義・答練が受けられるのも魅力です。

※合格者講師主義とは、「自ら試験を突破した会計のプロフェッショナルである公認会計士試験合格者が講師であるべき」、というポリシーのこと。

TACの受講料

学習メディア 受講料
教室講座   ¥730,000
Web通信講座   ¥730,000
DVD通信講座   ¥820,000

※初学者を対象とした2年コースの価格
※各種キャンペーン・割引適用前

公式資格の学校TAC<公認会計士>各種コース開講

資格の大原

TACと肩を並べる大手専門学校。

大原の合格実績「合格者シェア35%前後」

近年の合格実績はTACとほぼ同じであり、合格者シェア35%前後です。

合格者数のトップは長年TACがキープしていましたが、2015年から大原がTACをわずかに上回っています。

【過去5年の合格者数・シェアの推移】

年度 合格者数 シェア
2016年   406名   36.6%
2015年 381名  36.3%
2014年 389名  35.3%
2013年 439名  37.3%
2012年 401名  29.8%

※合格者数は大原公式HPより。シェアは大原の合格者数を合格者の総数で除して算定。

大原の特徴「常勤講師体制」

大原もTACと同様、全国展開している最大規模の専門学校であるため、スケールメリットを得ることができます。

そして大原の最大のウリは「常勤講師体制」。

大原の講師は90%以上が常勤講師であり、会計士試験の受験指導に特化しています。
そのため、講師が校舎に常駐していることが多く、講義の前後はもちろんのこと、それ以外であっても受付時間内であればいつでも質問することができます。

大原の受講料

学習メディア 受講料
教室講座   ¥730,000
Web通信講座   ¥730,000
DVD通信講座   ¥810,000

※初学者を対象とした2年コースの価格
※各種キャンペーン・割引適用前

公式公認会計士講座【資格の大原】

東京CPA会計学院

東京CPA会計学院_公認会計士講座

個人的に最近注目している専門学校。

東京CPAの合格実績「合格者シェア8.6%」

直近の2016年度の合格実績は、合格者数95名・シェア8.6%

公表している合格率は驚異の47.3%で、一般平均合格率約10%のおよそ4倍です。

ただ、この合格率は分母をカリキュラム修了者(講座の80%を受講した者)として算定しています。受験生にはカリキュラムを修了しない人も多いので、そういった人を除外して算定すれば一般合格率よりも高い合格率となるのは当たり前ではあります。

とはいえ、それを踏まえても驚くべき合格率です。

東京CPAの特徴「慶応・早稲田大生が多い」

東京CPAの大きな特徴は、メインの校舎が日吉と早稲田であり、受講生の大半が慶応大生と早稲田大生である点です。

この点も、さきほどの合格率が一般合格率を大きく上回る理由でしょう。

2017年5月に水道橋にも校舎を開設しましたので、慶応・早稲田の大学生以外の受講者が増えることが予想されます。

今後も現在の高い合格率を維持できれば、東京CPAの専門学校としての力が本物であることが証明されます。

また、LECの人気講師であった財務会計論の渡辺講師と管理会計論の池邉講師が2017年12月1日に東京CPAに移籍しました。

これが一番注目している点です。

東京CPAの受講料

学習メディア 受講料
教室講座   ¥790,000
Web通信講座   ¥554,000

※初学者を対象とした2年コースの価格
※各種キャンペーン・割引適用前

公式東京CPA会計学院/公認会計士講座

通信講座なら「資格スクエア」という選択肢も

近年、オンライン学習サービスが増えています。

オンライン学習サービスの主なメリットは、パソコンはもちろんスマホやタブレットでも学習できるため「いつでもどこでも学習できる」ことと、教室などを持たずに固定費を削減できるため「価格が安い」ことです。

そんなオンライン学習サービスのなかで私が注目しているのが「資格スクエア」です。

資格スクエア × 東京CPA

資格スクエアの公認会計士講座は、上記で紹介した東京CPAとタッグを組んだオンライン講座を提供しており、オンライン学習サービスのメリットと、講座の質の高さをあわせもった魅力的なサービスとなっています。

資格スクエアの受講料

学習メディア 受講料
Web通信講座
(製本教材なし)
  ¥280,800
Web通信講座
(製本教材あり)
  ¥367,200

※「短答答練」「論文答練」は別売り

受講料はTACや大原のおよそ半額と、かなりリーズナブルです。

ただ注意したいのが、答練が別売りだということです。2018年合格向けの「短答答練」が¥105,840で販売されており、「論文答練」(まだ販売されていない)も追加されることを考えると、結局トータルの受講料は東京CPAのWeb通信講座の価格(¥554,000)と変わらない金額になりそうです。

そうすると、現状ではやはり合格実績があり規模も大きいTACや大原で勉強するのが無難な選択といわざるをえません。

とはいえ、今後オンライン学習サービスが広まり、資格試験の学習形態も多様化することは間違いないので、引き続き注目していきたいと思います。

公式オンライン学習の資格スクエア/公認会計士講座

その他:LEC東京リーガルマインド、クレアール

LEC東京リーガルマインド「受講料が安い」

以前であればTAC・大原に続いて3番手として挙げていたであろう専門学校。

大きな特徴は、コースを短答合格コースと論文対策講座に分けている点です(セットになったコースもあり)。

受講料は「短答¥378,000+論文¥248,000=¥626,000」であり、他の専門学校と比較すると安く設定されています。
最初は短答合格コースの支払いだけで良いので、学習を開始するための経済的なハードルが低いのがメリットといえます。

しかしながら、前述のように渡辺講師・池邉講師の二大看板を失ったことで、魅力が大幅に下がったと言わざるを得ません…。

合格実績がホームページ上で確認できないのも不安材料です。

公式公認会計士サイトはこちら

クレアール「非常識合格法」

非常識合格法」(※)をウリとしている専門学校。

校舎は水道橋校のみで、受講形態はWeb通信がメイン。

受講料は、初学者対象の2年コースで¥540,000です。

※「非常識合格法」は、合格に必要な要点に学習範囲を限定し、その部分を徹底的に学習するというもの。

公式クレアール/公認会計士講座

TACか大原を選べば会計士試験は間違いない!

さいごに、私の公認会計士試験の受験経験・講師経験を踏まえた上でのおすすめの専門学校をお伝えします。

結論は「TACか大原」です。

TACか大原の理由:「合格実績」と「規模」

TACと大原の受講生だけで合格者の約70%を占めています。

「公認会計士試験に合格すること」が専門学校に通う目的ですから、合格実績は重要な判断材料です。

合格後にたくさんの合格者と話す機会があり、どの専門学校で勉強していたかという話になりますが、やはりほとんどの人が「TACか大原」です。たまーにLECやクレアールの人もいますが、最終的にはTACや大原に移籍して合格したというオチだったりします。

大手だからこその安心感があるという点も重要なポイントです。

公認会計士試験は受験期間が2~3年かかるのが通常です。その間、どれだけ専門学校の講師や教材を信じて学習できるかが、合否を大きく左右します。

TACか大原であれば、どちらを選んでも合格できます。それで合格できなければ確実に自分の努力不足だと思って間違いありません。

「今」選ぶなら…TAC!

私は大原の通信講座で公認会計士試験に合格しました。

大原を選んだ理由は「(当時)TACより受講料が若干安かったから」。ただそれだけです。

では、合格して他の合格者の話を聞いたり、会計士講座の講師として受験生のナマの声を聞いた「今」TACと大原のどちらを選ぶかというと、それはTACです。

TACと大原では、合格実績・規模・受講料にはほとんど差がありません。

TACを選ぶ最大の理由は、「合格者講師主義」です。

大原の講師は、実は必ずしも公認会計士試験合格者ではありません。

誤解してほしくないのは、合格者じゃないと「教える資格がない」とか、「講師としての質が低い」ということではありません。合格者でも教えるのが苦手な人はいますし、合格者でなくても教えるのが得意な人はいます。(私の講師時代の同僚を見てもそうでした)

私が重視しているのはそこではなく、「講師を信じられるか」という点です。

講師としての力量が同じだと仮定したときに、単純に「合格している講師」の方が信じて勉強できるんじゃないかということです。

とはいえ、これはあくまでも私個人の価値観です。

TACだろうが大原だろうが、一度受講を開始したらカリキュラムを全部消化するまで講師と教材を信じてひたすら勉強することが一番大事です!

繰り返しになりますが、TACか大原を選べば会計士試験の専門学校選びとしては間違いありません。それぞれのサイトで体験講義動画を視聴したりパンフレットを取り寄せてみて、ご自身に合いそうな(信じて勉強できそうな)専門学校(予備校)を選んでくださいね。

オススメ!資格の学校TAC<公認会計士>各種コース開講

オススメ!公認会計士講座【資格の大原】