公認会計士と税理士どっちを目指す?資格試験の難易度の違いを比較

公認会計士

公認会計士と税理士。

いずれも会計系の難関国家資格です。

 

公認会計士と税理士のどちらを目指すべきか検討している方の中には、「公認会計士試験と税理士試験はどちらが難易度が高いか」という疑問を抱く方も多いことでしょう。

 

しかしながら、公認会計士試験と税理士試験の難易度を単純に比較することはできません。

両者の試験制度の違いから、難しさのニュアンスが異なるからです。

 

そこで今回は、公認会計士と税理士のどっちを目指すべきかについて、試験制度の違いから生じる難易度の違いに焦点をあててお話しします。

公認会計士試験の難易度

公認会計士試験は、短答式試験(マークシート形式)と論文式試験(記述形式)の二段階です。

短答式試験の合格者のみが論文式試験を受験することができます。

 

試験科目は次の6科目です。

  • 財務会計論(簿記・財務諸表論)
  • 管理会計論
  • 監査論
  • 企業法
  • 租税法
  • 選択科目(下記の内1科目選択)
    ⇒経営学・経済学・民法・統計学 

 

公認会計士試験の場合、短答式試験の免除や論文式試験の科目合格制度などがあるものの、いずれも2年の期限付きであり、全科目一括合格が基本となります。

したがって、全科目の膨大な試験範囲について同時並行的に勉強しなければならない点が公認会計士試験の難しさといえるでしょう。

 

合格までに必要な勉強期間は通常2~3年です。

 

公認会計士試験については、次の記事で詳しく解説していますのであわせてご覧ください。

公認会計士試験の内容をわかりやすく解説!難易度・合格率・科目・日程など
公認会計士試験に興味を持ち始めた方が疑問に思うであろう点を網羅的にまとめて解説しています。

税理士試験の難易度

税理士試験は年一回、記述式の試験が行われます。

 

試験科目は次の5科目です。

会計科目簿記論必須
財務諸表論
税法科目
(3科目選択)
所得税法いずれか
1科目必須
法人税法
相続税法 
消費税法いずれか
1科目
酒税法
国税徴収法 
住民税いずれか
1科目
事業税
固定資産税 

 

会計2科目と税法3科目をあわせた5科目に合格することで、税理士試験合格となります。

 

税理士試験は科目合格制をとっており、一度に5科目を受験する必要はなく、1科目ずつ受験することが可能です。

1度合格した科目は一生有効なので、どれだけ受験が長引いても合格を積み上げることで税理士試験に合格することができます。

 

ただし、1科目ずつ受験できるがゆえに、受験生はその1科目に集中して勉強してくるため、科目ごとの受験生のレベルは高くなる傾向がある点が税理士試験の難しさといえるでしょう。

 

合格までに必要な勉強期間は通常3~5年です。

税理士試験は社会人受験生も多いので、最終合格までに5年以上かかることも珍しくありません。

公認会計士と税理士どっちを目指すべきか

 

では、公認会計士と税理士のどちらを目指すべきでしょうか。

 

理想的な選択基準は、「どちらの仕事をしたいか」でしょう。

公認会計士と税理士は業務内容が異なりますので、自分が将来どんな仕事をしたいかで、どちらの資格を目指すかを決めるのが一番です。

公認会計士と税理士の業務内容の違いについては、次の記事でお話していますのでご覧ください。

公認会計士と税理士の違いは?仕事内容・試験・人数を比較して解説
公認会計士試験の受験を検討している方に向けて、公認会計士と税理士の「仕事内容・試験・人数」の違いを簡単に解説しています。

 

とはいえ、公認会計士試験と税理士試験の試験制度の違いや、個々人のおかれている環境により、どちらの試験をおすすめするかが変わるのも事実です。

まとまった勉強時間が確保できるなら公認会計士

公認会計士試験は全科目一括合格が基本ですので、短期間で膨大な量を勉強する必要がありますが、1科目ごとの暗記量は税理士試験よりも少ないといわれています。

 

そのため、1年半から2年ほどまとまった勉強時間が確保できるなら公認会計士試験をおすすめします。

公認会計士受験生に大学生やフリーターが多いのは、受験勉強に専念できる環境があるからです。

合格者のうち、社会人は例年10%に満たないのが現状です。

 

公認会計士であれば、税理士登録することで税理士業務もできるので、仕事の選択の幅が広がります。(将来的に公認会計士の税理士登録の制度が変更される可能性はありますが)

がく
公認会計士は一粒で二度美味しい!(?)

そういった意味でも、受験環境を整えることができるのであれば公認会計士試験を受験することをおすすめします。

働きながら受験するなら税理士

税理士試験は、合格までに必要な勉強量が公認会計士試験よりも多いといわれることもありますが、科目合格制があり1科目ずつ受験できるため、1回の試験に対する勉強量は少なく済みます

 

そのため、社会人などでまとまった勉強時間が確保できないなら税理士試験をおすすめします。

事実、税理士試験の合格者のおよそ80%が26歳以上であり、働きながら受験している人が多いことがわかります。

さいごに

今回は、公認会計士と税理士のどっちを目指すべきかについて、試験制度の違いによる難易度の違いに焦点をあててお話しました。

 

大学生やフリーターなどでまとまった勉強時間が確保できるなら公認会計士試験を、社会人などでまとまった勉強時間が確保できないなら税理士試験をおすすめします。

 

さいごに、公認会計士試験と税理士試験の難易度の違いについて、的確に表現している言葉を見つけたので紹介したいと思います。

公認会計士試験は、8000mの山を1つ登るようなもの、税理士試験は、3000mの山を5つ登るようなもの

Yahoo!知恵袋」の回答より抜粋

 

あなたにとってはどちらがより実現可能性が高い目標でしょうか。

 

もし公認会計士試験にチャレンジするのであれば、当ブログのほかの記事も是非ご覧になってください。

私の受験経験・講師経験をもとに、公認会計士試験関連の情報をお伝えしています。

また、何か疑問点などがありましたらお気軽にお問い合わせください。正座して待ってます!

 

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