短答式試験合格者でも大手監査法人で働ける監査補助者(監査トレーニー)採用情報のまとめ

公認会計士
【更新情報】2018年11月12日
2018年度最新の採用情報に更新しました。

大手監査法人では、公認会計士試験の全科目合格者の採用のほか、短答式試験合格者を対象とした採用も行っています。

 

今回は、以下の4大監査法人の短答式試験合格者の採用情報についてまとめました。

  • 有限責任あずさ監査法人
  • 新日本有限責任監査法人
  • 有限責任監査法人トーマツ
  • PwCあらた有限責任監査法人 

 

採用情報は各監査法人の定期採用ページを出典としています。

短答式試験合格者(監査補助者・監査トレーニー)採用の概要

短答式試験合格者の採用について、4大監査法人でそれぞれ呼び方が次のように異なります。

あずさ監査補助者
新日本監査トレーニー
トーマツジュニアスタッフ
あらた監査業務補助スタッフ

 

とはいえ、制度としてはおおむね同じだと考えてもらって良いでしょう。

監査法人側の狙いとしては、優秀な短答式試験合格者の早期確保人手不足の緩和にあります。

 

制度の主な特徴は次のとおりです。

応募資格公認会計士短答式試験合格者
業務内容監査手続の業務補助
待遇・残業、出張は原則なし
・論文式試験の2,3ヶ月前から試験休暇あり
その他社会保険、福利厚生あり

 

また、基本的に期限付きの有期雇用であり、論文式試験に無事合格することで無期雇用契約を結ぶことになります。

なお、新日本有限責任監査法人の監査トレーニー採用のみ、短答合格者だけではなく「公認会計士試験の受験未経験者」(これから勉強を始める人を含む)も採用対象に含めています。(詳細は後述)

短答式試験合格者採用のメリット

受験生側(短答式試験合格者側)としては次のようなメリットがあります。

  • ほかの受験生よりも早く監査経験が積める
  • 給与が支給される
  • 論文式試験合格後に就職活動をしなくてよい 

 

監査手続の補助業務は、公認会計士開業登録時に必要な業務補助要件の対象業務であり、これを少しでも早く経験できるのは大きなメリットです。

また、働くわけですから当然ながら給与が支給されます。

試験前にまとまった休みがとれて勉強に専念できるのもありがたいですね。

有限責任あずさ監査法人の短答式試験合格者採用

短答式試験合格者監査補助者採用の募集要項

応募資格公認会計士短答式試験合格者
公認会計士論文式試験一部科目合格者
業務内容監査手続の補助業務
※公認会計士開業登録に必要な業務補助要件の対象業務
雇用形態最長3年の有期契約職員
初年度は6ヵ月・6ヵ月の契約。その後1年毎に契約更新。
待遇給与:月給制 募集時:250,000円
賞与:なし
通勤交通費支給
※時間外勤務、出張はなし(論文式試験日以降は応相談)
※6月1日~論文式試験終了日まで休職(給与支給なし)
勤務地東京
所定労働時間9:15~17:15(うち、休憩1時間、所定労働時間7時間)
※1ヵ月単位の変形労働時間制適用あり
休日土・日曜、祝祭日、創立記念日、年末年始
休暇年次有給休暇、リフレッシュ休暇
社会保険健康保険、介護保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険
福利厚生カフェテリアプラン制度

応募方法・採用スケジュールなど

申込受付開始日2018年11月16日(金)12:00~
説明会/面接2018年11月20日(火)、21日(水)
※所要時間80分程度。説明会と採用面接を同日開催。
開催場所:東京事務所(大手町オフィス)
申込方法1.エントリー登録
2.マイページTOP画面の左メニュー
「短答式試験合格者向け監査補助者採用のご案内」より申込み
※「プロフィールシート(短答合格)の提出(説明会・面接当日に持参)」
 「適性検査の受検(面接後に受験)」が必要
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親日本有限責任監査法人の監査トレーニー(中途・第二新卒)採用

監査トレーニー募集要項

対象者4年制大学卒業以上で、公認会計士・米国公認会計士(USCPA)の資格取得を目指す方
※第2新卒者も歓迎

<生かせる経験・知識>

  • 事業会社などでの経理経験
  • 日商簿記2級程度の会計知識
  • エクセルスキル

<求める人物像>

  • 会計士資格取得(日本・USCPA)に対し真摯に取り組んでいる方
  • 粘り強く目標に向かって取り組める方
  • コミュニケーション能力が高い方
  • チームワークを大切にできる方
業務内容

<監査トレーニー>

  • 入社後の教育カリキュラム+カウンセラー制度で、未経験者をサポートします。資格取得を目指しながら、先輩会計士と共に監査業務全般の実務に携わります。

<監査業務全般>

  • 会計士の指導の下、業務を行っていただきます。
  • 入社時研修にて、基本的な監査基本計画作成から監査報告書作成までの一連の流れについて、学んでいただいた後、OJTで先輩会計士のサポートをしながら、監査業務の実務経験を積んでいただきます。

【入社時研修で、業務に必要な知識を取得】
マナー研修や、監査論、特に財務諸表監査や内部統制監査の実務についても学び、監査基本計画作成~監査報告書作成まで、一連の流れについて習得していただきます。

【研修後の実務について】
まずは、先輩会計士のサポートとして、日本を代表するグローバル企業や産業の基軸となる中小企業、そして世界的に有名な外資系企業の日本子会社など、さまざまな業種、規模のクライアントにおける監査業務のサポートをお任せします。

【論文式試験合格後は】
大規模クライアントの監査補助者として主査を補助すると共に、中小規模のクライアントにおいては主査として、現場を統括してください。
その後、会計士としてのキャリアを極めることもできますし、EYメンバーならではのスケールメリットを生かし、将来的には海外に活躍の場を広げたり、当法人グループ内での異動も可能です。

≪カウンセラー制度で、”生きた” 仕事のスキルが身に付きます≫
入社研修後は、一人ひとりにカウンセラーがつきます。
常に頼りになる先輩がそばにいる環境で、現場の第一線で活躍する公認会計士から、”生きた” 仕事の知識やスキルなどを習得することができます。
受験対策についてのアドバイスも得られますので、存分にカウンセラー制度を活用してください。

≪試験休暇制度や補助金制度など、バックアップ体制が整っています≫
退勤後の時間を受験勉強に充てていただくため、合格するまでは残業は原則ありません。
論文式試験に備えた試験休暇制度(~最大2カ月)も用意し、休暇の一部を有給休暇として消化可能です。
また、受験対策予備校の学費の6割も補助。試験合格時のお祝い金支給を合わせると、実質ゼロ円で会計士試験に挑むことができます。

雇用形態正職員
勤務地東京事務所
給与月給:235,000円
昇給:年1回(10月)
賞与:年2回(6月、12月)
勤務時間9:30~17:30
※公認会計士試験に合格するまでは、原則残業はありません。退勤後の時間を受験勉強に充てることができます。
休暇完全週休2日制(土曜日・日曜日・祝日 ※ただし法人が指定する祝日は除く)、年末年始休暇、創立記念日、リフレッシュ休暇(年間5日間)、慶弔休暇、出産休暇、育児休暇、看護休暇、介護休暇、その他法人が認めた臨時休日、法定有給休暇、試験休暇(実務補習所修了考査等)
育児・介護育児・介護に伴う複線型勤務制度(勤務時間の短縮等)あり
福利厚生
  • 社会保険完備
  • 団体所得補償保険(補助金制度)、団体医療保険、生命保険(団体扱保険料割引制度)
  • GLTD(長期型所得補償保険)
  • 海外旅行損害保険(海外出張の場合)
  • 総合福祉団体定期保険
  • クラブ活動
  • ベビーシッター利用料補助制度
  • 法人契約スポーツクラブ等
その他
  • 入社時研修
    マナー研修、監査論、監査基本計画作成~監査報告書作成まで一連の流れについて習得。
  • 研修後の実務
    まずは、先輩会計士のサポートとして、監査業務のサポートを行います。
    試験休暇制度や補助金制度等合格するまでは残業は原則ありません。論文式試験に備えた試験休暇制度(~最大2ヶ月)も用意し、休暇の一部を有給休暇として消化可能です。また、受験対策予備校の学費の6割も補助。試験合格時のお祝い金支給もあります。

 

新日本の「監査トレーニー採用」は公認会計士試験の受験未経験者も採用対象に含めているところが特徴的です。

論文式試験の合格もある程度目処がついている短答式試験合格者ならまだしも、受験すらもこれからという人を積極的に雇って働きながら合格させるというのは「かなり攻めているなー」という印象を受けます。

果たしてどれだけの人が無事合格できるのか興味があるところです。

しかも「正職員」としての採用ですからね。結果、ほとんどの人が合格できませんでしたなんてことになったらどうするのでしょうか。監査法人側としては、合格しなくても(公認会計士登録できなくても)作業要員が確保できればそれで良しっていう本音もありそうな気がします。

 

なにはともあれ、受験対策予備校(専門学校)の学費を6割補助してくれたり、合格時にお祝い金まで支給されたりと、4大監査法人の中ではもっとも手厚い制度といえます。

応募方法など

応募方法監査トレーニー採用ページの「エントリーフォーム」から応募
※履歴書・職務経歴書添付(フォーマット自由)
お問い合わせ先EY新日本有限責任監査法人 採用課 中途採用担当
Email:recruiting@jp.ey.com

監査トレーニー制度で実際に就職した方が紹介されていますので、興味のある方は読んでみると良いでしょう。
参考監査トレーニー座談会-EY新日本有限責任監査法人

有限責任監査法人トーマツの短答式試験合格者採用

ジュニアスタッフ(短答式試験合格者)採用の募集要項

対象者2019年公認会計士試験 短答式試験の免除資格のある方
※論文式試験の科目合格の有無は問いません
雇用期間2019年1月15日 から 2020年6月30日 まで
※2020年の公認会計士論文式試験の受験資格を取得した場合
⇒11月30日まで延長
雇用形態有期契約職員(フルタイム)
※雇用期間中に論文式試験に合格した場合
⇒無期雇用契約を締結
業務内容監査業務
勤務地東京事務所
給与・賞与当法人規程による。※説明会時にご説明いたします。
勤務時間原則として9:30~17:30(実働7時間)
当法人就業規則の定めによるところによる。
休暇土曜、日曜、祝祭日、年末年始休暇、年次有給休暇、産前産後休暇、育児休暇、育児参加奨励休暇、介護休暇、特別休暇、夏期休暇、トーマツ休日
★受験有給休暇:6月1日から試験終了日まで付与(約3ヵ月)
各種手当時間外勤務手当、休日出勤手当、通勤手当、出張手当など
社会保険健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険、介護保険
福利厚生

トーマツ健康保険組合のカフェテリア方式による育児・介護補助クーポンやスポーツクラブ各種宿泊施設の割引など充実した福利厚生制度

【クラブ活動】
野球・テニス・スキー・フットサル・サッカー・バドミントン・釣り・将棋・バスケットボール・ランニング・ゴルフ・軽音楽・手話・サイクリング・ドイツゲームなど

研修

通常のスタッフと同様、約6週間の新人研修を実施

社会人には必要な基本的なビジネスマナーをはじめ、現場に出るために必要な監査実務・会計実務等のプロフェッショナルスキルを学ぶことができます。

試用期間入社日より6ヵ月間
応募資格ジュニアスタッフ採用説明会への参加が必須となります。

応募方法・採用スケジュールなど

ジュニアスタッフ採用説明会

応募資格2019年公認会計士試験 短答式試験の免除資格のある方
※論文式試験の科目合格の有無は不問
日程全3回
1回目:2018年11月20日(火) 10:00~11:00
2回目:2018年11月20日(火)   15:00~16:00
3回目:2018年11月21日(水) 10:00~11:00
※20分前より受付開始となります。
※予約 2018年11月16日(金)正午開始
 会場 有楽町電気ビル17階セミナールーム17-D
 予約方法My pageから予約
お問い合わせ先東京事務所 人事 定期採用担当
recruit.tokyo@tohmatsu.co.jp

ジュニアスタッフ選考会

選考方法書類選考及び面接選考(1回)
日程2018年11月22日(木)~2018年11月23日(金・祝)
会場有限責任監査法人トーマツ 東京事務所 八重洲オフィス
パシフィックセンチュリープレイス 丸の内 11F
提出書類

【2018年11月20日(火) 16:00までに提出が必要なもの】

  • エントリーシート(指定書式)
  • ジュニアスタッフ志望書(指定書式)
  • 2018年公認会計士試験論文式試験成績通知書(届いていない場合には、面接時に写しをお持ち込みください)
  • 各種模試結果(任意)

下記のアドレスに添付頂き、件名に「ジュニアスタッフ応募書類(tmからはじまるトーマツID・氏名)」を記載の上、送付してください。

提出先:東京事務所 人事 定期採用担当 recruit.tokyo@tohmatsu.co.jp

※エントリーシート・ジュニアスタッフ志望書につきましては採用ページ最下部のリンクよりダウンロードしてください。

適性検査

【2018年11月20日(火) 16:00までに適性検査を受検ください】
My page 「適性検査(画面左メニュー)」より受検ください。

応募方法ジュニアスタッフ採用説明会参加者かつ書類選考通過者の方にメールにてご案内いたします。
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PwCあらた有限責任監査法人の短答式試験合格者採用

監査業務補助スタッフ(短答式試験合格者)募集要項

入社日応相談
業務内容監査手続の補助業務
・実査、立会、確認、証憑突合、帳簿突合、計算突合の補助業務
・内部統制手続(質問、閲覧、再実施手続)の補助業務
・会計データの収集、入力、エクセル化等の作業
・確認状の回収業務、PDF化等の作業
・資料のコピー、PDF化等の作業
・情報(業界情報や会計情報等)の収集および取りまとめ作業
・監査の引き継ぎ業務
・有報の開示チェック
・確認状発送準備
・紙面で入手した証憑のPDF化
・プレゼンテーション資料の校正
・外国法人の有価証券報告書の校正業務(翻訳含む)
・会議招集、会議資料作成の補助
・監査調書室の整理整頓
・その他
登録資格2017年度、2018年度公認会計士試験 短答式試験合格者
※実務経験は不問です。PC使用可能な方(Excel必須)
※当該業務は、公認会計士開業登録に必要な業務補助要件の対象となります。
待遇・契約形態:契約社員
入社日〜2019年11月30日
 
・原則、出張・残業無・給与:月給制(当社規定による)
 通勤交通費については、別途支給いたします。
・賞与:有 年1回支給
勤務地東京、名古屋、大阪、福岡
所定労働時間9:15~17:15(フレックスタイム制)
(標準労働時間1日7時間/コアタイム 10:45~15:45)
休日・休暇土・日曜、祝祭日、年末年始休暇(12月29日〜翌年1月3日まで)、
統合記念日、年次有給休暇 、試験休暇(6月1日~試 験終了まで)
その他監査業務補助スタッフ採用についてのお問い合わせは「aarata.intern-assistant@jp.pwc.com」まで お問い合わせください

名古屋事務所、大阪事務所の監査業務補助スタッフの選考を希望する場合は以下のページをご覧ください。
名古屋事務所はこちら
大阪事務所はこちら

応募方法・採用スケジュールなど

応募期間11月16日(金)13:00~20日(火)17:00
選考方法

書類選考及び面接選考(1回)

【書類選考】
・書類選考の結果については合否にかかわらずメールにてご連絡いたします。
・書類選考の結果、合格された方には面接のご案内をいたしますので、任意の回にお申込みください。
・11月21日(水)10:00より面接の申込みを受け付けます。

面接日程2018年11月23日(金)
提出書類・エントリーシート(マイページのレターボックスに添付されておりますのでご確認ください。)
・平成30年度公認会計士試験論文式試験成績通知書
・職務経歴書(※職歴がある方のみ提出ください。(フォーマット自由)

監査法人で働きながら合格を目指すのはおすすめしません

経済的な事情など、どうしても働きながら受験せざるをえない状況でない限りは、受験に専念すべきです。

 

理由は、「公認会計士試験に合格することが目標」(さらには公認会計士として働くことが目標)だからです。合格が目標であるなら、少しでも合格可能性を高める環境に身を置くべきです。

【社会人の公認会計士試験】働きながらでも合格できるが受験専念をおすすめします
「働きながら受験」or「受験に専念」で迷っている社会人の方に向けて、働きながら合格することの難しさと受験の専念をおすすめする理由をお話します。

 

働きながらの受験は想像しているよりも過酷です。これまで何人も社会人の受験生を見ていますが、みんな相当苦労しています。現実はかなり厳しい。あと一歩のところで毎回合格に届かず、そんな状態を何年も続けている方もいたりして、「ほんの数ヶ月でも受験専念できれば合格できるのに…」と歯がゆく思ったりしています。

親に土下座してでも、受験に専念できる環境を整えてさっさと合格すべきです。

 

ただし、社会人受験生の方が働きながら短答式試験に合格した後、監査法人に短答合格者として転職するならアリだと思います。(それでも受験専念できる環境なら絶対に専念することをおすすめしますが。)

あとは、経済的な事情等でどうしても受験に専念することが難しい方もいると思います。そういう場合は、ほかの一般企業で働くよりは短答合格者採用を利用して監査法人で働きながら合格を目指す方が断然良いでしょう。

【社会人の公認会計士試験】働きながら合格するポイント総まとめ
社会人受験生が働きながら公認会計士試験に合格するためのポイントをまとめています。特に社会人受験生にとって高いハードルとなる「勉強時間の確保」に焦点をあててお話します。

短答式試験合格者の採用情報まとめ

今回は、4大監査法人の短答式試験合格者の採用情報についてまとめました。

論文式試験に合格していなくても監査法人で監査業務ができたり、経済的にも余裕がもてるのはメリットだと思います。

しかし、人によってはメリットよりも合格可能性を下げるデメリットの方が上回る可能性が高いので、応募に際してはよく考えて検討してください。

がく
合格できないパターンが一番こわいですからね!
公認会計士
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