Google Adsenseに新しく追加された広告ユニット「インフィード広告」。
インフィード広告は、ブログのトップページなどの記事一覧に配置する広告です。
広告の見た目を細かく設定することができるので、ブログのデザインに合わせてカスタマイズすることで、ブログ全体の印象を損なうことなく広告を貼り付けることができます。
出来上がりのイメージはこんな感じです↓
上から2番目がインフィード広告ですが、記事一覧の中に違和感無く配置されていますよね!
今回は、インフィード広告の設定方法について紹介します。
WordPressのテーマでSimplicityまたはSimplicity2を使用されている方には特に参考になるかと思います。
目次
アドセンスのインフィード広告の作成方法(デスクトップ)
デスクトップとモバイルとではブログの表示形式が異なりますので、インフィード広告もデスクトップ向けとモバイル向けとで分けて作成します。
まずはデスクトップ向けのインフィード広告を作成しましょう。
インフィード広告を選択
◆Google Adsenseにログイン>広告の設定>広告ユニット>新しい広告ユニット
◆インフィード広告の「選択」をクリック
インフィード広告のスタイルを作成
インフィード広告のスタイルを作成する方法は「自動」と「手動」の2通りありますが、「自動」で作成するのが簡単でおすすめです。
ブログ(サイト)をスキャンして自動で最適なスタイルを作成してくれます。
- ブログのURLを入力
- 「Desktop」を選択
- ページスキャンをクリック
すると、ブログの画面(デスクトップ)が表示されます。
- 記事を選択(どれでもOK)
- プレビューでインフィード広告のスタイルを確認
- 「次へ」をクリック
インフィード広告のデザインカスタマイズ
続いてインフィード広告のデザインをカスタマイズします。
画面右に並んでいる項目を設定しましょう。
「広告ユニット名」は任意の名前でOKです。
以下、当ブログの設定を紹介しますが、ご自身のブログに合わせて適宜変更してください。
◆グローバル オプション
選択したディスプレイ 広告を許可する |
オン |
フォント | そのまま |
テキストの折り返し | オフ |
背景色 | そのまま |
枠線 | そのまま |
パディング | 0,0,0,0 |
◆イメージ
位置 | 左揃え |
サイズ | 1:1、150 |
パディング | 3,15,0,0 |
◆見出し
長さ | 長い |
スタイル | 24,ほかそのまま |
パディング | 0,0,5,0 |
◆説明
説明を表示 | オン |
スタイル | 16、ほかそのまま |
パディング | 0,0,10,0 |
◆URL
スタイル | 11、ほかそのまま |
パディング | 3,0,0,0 |
◆ボタン
フォントの色 | 緑 |
枠線の色 | 緑 |
各項目の設定が完了したら、「保存してコードを取得」をクリックします。
インフィード広告のコードを取得
インフィード広告のコードが表示されます。
「コードスニペットをコピー」をクリックしてコードがコピーしましょう。
Simplicity2でインフィード広告を配置する方法
さっそくインフィード広告をブログに貼り付けましょう!
ここではSimplicity2の場合の配置方法について解説します。
ウィジェットで広告を配置する場所を選択
◆WordPress管理画面>外観>ウィジェット
ウィジェットの画面に下記の項目があることを確認してください。
広告を配置したい項目に、さきほど取得したコードを貼り付けます。
なお、それぞれの項目にコードを貼り付けた場合の広告の位置は次のとおりです。
- インデックスリストトップ
⇒記事一覧の一番上に広告を配置 - インデックスリストミドル
⇒記事一覧の上から4番目に広告を配置 - インデックスリストボトム
⇒記事一覧の一番下に広告を配置
インデックスリストミドルに広告を配置する場合
インデックスリストミドル(記事一覧の上から4番目)にインフィード広告を配置する場合を例に解説します。
◆ウィジェット画面の左側の「パソコン用テキストウィジェット」をクリック>「インデックスリストミドル」をクリック>「ウィジェットを追加」をクリック
すると、インデックスリストミドルの項目にテキストウィジェットが追加されます。
◆テキストウィジェットにさきほど取得したコードを貼り付ける>「保存」をクリック
これでインフィード広告の配置が完了しました!
パソコンの画面で確認してみましょう。
記事一覧の真ん中に表示されているのがインフィード広告です。
インデックスリストトップやインデックスリストボトムにインフィード広告を配置する場合も上記と同じ手順でOKです。
アドセンスのインフィード広告の作成方法(モバイル)
続いてモバイル(スマホ・タブレット)向けのインフィード広告を作成しましょう。
基本的には上記のデスクトップ向けに作成したときと同じ手順です。
インフィード広告を選択
◆Google Adsenseにログイン>広告の設定>広告ユニット>新しい広告ユニット
◆インフィード広告の「選択」をクリック
インフィード広告のスタイルを作成
やはり「自動」で作成するのが簡単でおすすめです。
- ブログのURLを入力
- 「モバイル」を選択
- ページスキャンをクリック
すると、ブログの画面(モバイル)が表示されます。
- 記事を選択(どれでもOK)
- プレビューでインフィード広告のスタイルを確認
- 「次へ」をクリック
インフィード広告のデザインカスタマイズ
続いてインフィード広告のデザインをカスタマイズします。
画面右に並んでいる項目を設定しましょう。
「広告ユニット名」は任意の名前でOKです。
以下、当ブログの設定を紹介しますが、ご自身のブログに合わせて適宜変更してください。
◆グローバル オプション
選択したディスプレイ 広告を許可する |
オン |
フォント | そのまま |
テキストの折り返し | オフ |
背景色 | そのまま |
枠線 | そのまま |
パディング | 0,0,0,0 |
◆イメージ
位置 | 左揃え |
サイズ | 1:1、100 |
パディング | 3,15,0,0 |
◆見出し
長さ | 長い |
スタイル | 16,ほかそのまま |
パディング | 0,0,5,0 |
◆説明
説明を表示 | オン |
スタイル | 13、ほかそのまま |
パディング | 0,0,10,0 |
◆URL
スタイル | 10、ほかそのまま |
パディング | 0,0,0,0 |
◆ボタン
当ブログではモバイル表示のときにボタンを表示していないので、「ボタン」の項目はありませんでした。
各項目の設定が完了したら、「保存してコードを取得」をクリックします。
インフィード広告のコードを取得
インフィード広告のコードが表示されます。
「コードスニペットをコピー」をクリックしてコードがコピーしましょう。
コピーしたコードをWordPressのウィジェット画面で貼り付ける方法はさきほどのデスクトップの場合と同じですので説明は割愛します。
コードの貼り付けが完了したらスマホの画面で確認してみましょう。
当ブログではモバイルの場合も「インデックスリストミドル」にインフィード広告を配置しています。
記事一覧の真ん中に表示されているのがインフィード広告です。
ウィジェットに広告コードが保存できない場合の対処方法
テキストウィジェットに広告コードを貼り付けて「保存」をクリックしても、保存ができないことがあります。
ページを更新すると貼り付けたハズのコードが消えてるんです。
原因は、WAF(ウェブアプリケーションファイアウォール)かもしれません。
この場合の対処方法を書いておきます。レンタルサーバー「ロリポップ」の場合を例として説明します。
◆ロリポップにログイン>WEBツール>WAF設定
◆広告を配置したいドメインの「設定変更」欄の「無効にする」をクリック
すると、「設定状態」が「無効」に変わります。
5分~10分ほど待つとWAFが無効の状態になりますので、再度ウィジェットにコードを貼り付けて「保存」してみましょう。
インフィード広告を配置する際の注意点
「インデックスリストトップ」に広告を配置すると、記事一覧の一番上に広告が表示されます。
ここで注意したいことがあります。
パソコン表示での注意点
当ブログはグローバルメニューの項目にマウスポインタをあてるとメニュー内のカテゴリがぶら下がりで表示されるようになっています。
ぶら下がりメニューがかぶる位置に広告を配置することは、「偶発的クリックの誘導」としてアドセンスのポリシー違反となりますので、注意が必要です。
アドセンスのポリシー違反とならないために
インデックスリストトップにインフィード広告を配置する際には、グローバルメニューのぶらさがりが被ってしまわないかを特に注意してください。
当ブログでは、インデックスリストトップにインフィード広告を配置せず、インデックスミドルとインデックスボトムに配置することにしました。
Adsenseインフィード広告のまとめ
今回は、アドセンス広告に新たに追加された「インフィード広告」の設定方法と使い方、そして配置する際の注意点について解説しました。
インフィード広告の利点であるデザインカスタマイズの自由度をうまく利用することで、ブログになじむ広告が配置できます。
とはいえ、広告の配置がユーザーの利便性を大きく損なうことになってはいけませんので、その辺に注意しつつ収益の向上をはかれたら良いですね。
インフィード広告の成果について
【2017年9月20日追記】インフィード広告の成果なし
インフィード広告を設置して2ヶ月半ほど経過しましたので、成果を確認してみました。
結果・・・
成果ほぼなし(笑)
そっこうで広告取り除きました。成果を生み出さないのであれば邪魔なだけなので!
アドセンスの「記事内広告」の方がおすすめかも
実はインフィード広告と同時期に同じくアドセンスの「記事内広告」を設置したのですが、こちらの成果は上々です!
「記事内広告」はカリフォルニア・ディズニーランドの記事の2つ目の見出しの記事内に貼ってあるアドセンス広告です。ほかのいくつかの記事にも試しに「記事内広告」を設置済みです。
今後は「記事内広告」を増やしていった方が良いのかなと考えています。
あくまでも当ブログでの成果ですので、インフィード広告を貼ったことがない場合は試しに設置してみるのはアリだと思います。
しばらく様子をみて、効果ないなと思ったら外せばいいだけですからね。
【2018年1月8日追記】インフィード広告を再配置
インフィード広告を撤去してからだいぶ経ちましたが、新たに「関連コンテンツユニット」が解放されたりと、当ブログのアドセンス事情も徐々に良くなってきました。
なので(?)、なんとなくインフィード広告を再配置してみることにしました(笑)
しばらく配置しておいて、やっぱり成果が微妙ということであれば撤去したいと思います。
【2018年2月追記】アドセンスの自動広告を設置すればインフィード広告も配信される
2018年2月からGoogleがアドセンスに「自動広告」を導入しました。
アドセンスの自動広告を利用すれば、その名のとおり自動でアドセンス広告を最適な箇所に表示してくれるようになります。
配信される広告にはこの記事で紹介しているインフィード広告も含まれていますので、これからインフィード広告を設置しようかと考えている方は自動広告の導入を検討してみてください。
自動広告の設置方法は簡単です。
下記の「ブロギングライフ」さんの記事でとてもわかりやすく解説されていますので、参考にするとよいでしょう。
参考Adsense 自動広告の特徴と設定方法-ブロギングライフ
自動広告は非常に便利なサービスなのですが、アドセンスとアフィリエイト広告の両方をブログやサイト内に設置している方は注意が必要です。
単価の高いアフィリエイト広告を貼っているページに、アフィリエイト広告と同じ広告がアドセンスとして配信されてしまうと、収益性が下がる可能性があるからです(単価は「アフィリエイト広告>アドセンス広告」なので)。
アフィリエイト記事の収益性を低下させないように、アフィリエイト記事にはアドセンスの自動広告が表示されないようにするとよいでしょう。
特定のページにアドセンスの自動広告を表示しないようにする方法については、下記の「のまのまど」さんの記事が非常にわかりやすいです。